谷宜樹のボクシング人生

ボクシングについてもっと知ってほしいです。

プロボクサーが現役引退を決意する場面とは

プロボクサーが現役引退を決意するタイミングとは、どんな時でしょうか?
今回は世界的にファンの多かった山中慎介にスポットを当ててみました。


山中慎介は35歳で引退

プロボクサーは、選手寿命が短いことで知られています。
具志堅用高に次いで歴代2位の防衛記録を持つ山中慎介が引退したのは35歳の時でした。
「神の左」とおそれられた左ストレートを武器に防衛戦を勝ち進めていましたが、2017年に行われたルイス・ネリ(メキシコ)との試合で4回TKO負け、その後の再戦でも敗れたことから引退を決意します。
奇しくもネリとの試合は13度目の防衛戦、勝てば日本記録に並ぶという場面であり、彼の無念さは想像に難くありません。


■海外ファンも多かった山中慎介

山中慎介の現役引退について、日本はもちろん、海外でも大々的に報じられました。
ネリの出身国であるメキシコでもその輝かしい戦績だけでなく「リング内外で模範となる世界的王者」と称賛するほどです。
これには理由がありました。
山中慎介が引退を決めたであろう試合、対戦相手のネリは体重超過で王座をはく奪されるという失態を犯しているのです。
そもそも最初の試合でも禁止薬物反応が出るなど、ネリは問題児でした。
これには母国メキシコでも厳しい声が上がり、相対的に山中慎介に注目が集まります。
とはいえ、山中慎介が真摯にボクシングに向き合っていなければこのような称賛はなかったわけで、当然の結果といえるでしょう。


山中慎介の出身は滋賀県

2006年にプロデビューを果たした山中慎介は、滋賀県の出身です。
ボクシングを始めたのは高校からで、ボクシングの名門として知られる南京都高校(現・京都廣学館高校)に自宅から通っていました。
ともにボクシング部で活躍した人物には、村田諒太や谷宜樹などがいます。


WBC世界バンタム級王者の山中慎介は31戦27勝(19KO)2敗2分という戦績を残し、35歳で引退します。
負けた2試合はどちらもネリが相手でした。

 

 

 

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