谷宜樹のボクシング人生

ボクシングについてもっと知ってほしいです。

ボクサーの強さは何で決まる?

単純な勝ち負けだけで語れないのがボクシングです。
スピード・スタミナ・テクニックなど、選手の持ち味も様々で、魅力を語り出すとキリがありません。
今回はボクサーの強さをはかる目安の一部をご紹介しましょう。


■KO率

ボクシングといえば、鮮やかなKO勝利が魅力です。
判定やTKOなど、勝敗の決め方はいくつかありますが、やはりノックアウト(KO)は別格といえるでしょう。
実際、ボクサーの戦績を伝える際は必ず「○○太郎(20戦15勝12KO4敗1分け)」と、KO勝利数も明記されます。
また、連続KO勝利数といったカウントの仕方もあり、ボクサーにとってもファンにとってもKO率というのは、とても大きな意味を持っていることがわかります。


■防衛記録

ボクシングは、チャンピオンになって終わりではありません。
その座を守り続けるために防衛戦に勝つ必要があります。
そのため、何度防衛できたか、防衛記録によってボクサーの強さをはかるということもできます。
日本人ボクサーの防衛記録は、具志堅用高の13回がトップ、2位が山中慎介の12回、3位が内山高志の11回です。
1981年に引退した具志堅用高の記録は未だに破られていないことからも、防衛戦の難しさがわかります。


■世界的難易度

日本人チャンピオンの数が多いのは、ミニマム~スーパーバンタム級までの軽量級です。
ところがフェザー級以降になるとチャンピオンの数は激減し、ミドル級以降は現段階では存在しません。
これは、階級が上がるごとに世界の強豪たちの層が厚くなっていくためといえます。
全体数が多ければ、チャンピオンになる確率は下がってしまいます。
特に競技人口が多いのがスーパーフェザー級です。
激戦区であるスーパーフェザー級で11度も防衛記録を作った内山高志は高く評価されています。


日本人ボクサーで誰が最強かといった話題は常にありますが、どのポイントで見るのかによって評価は変わります。
自分が評価するポイントによって選手をアピールするというのも、ボクシングの楽しみ方の一つといえるでしょう。

 

 

 

 

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