谷宜樹のボクシング人生

ボクシングについてもっと知ってほしいです。

浪速のジョーと親しまれた人気ボクサー辰吉丈一郎とは

WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎は、日本を代表するボクサーの一人です。
全盛期の人気ぶりは圧倒的で、多くの人を魅了しました。
今回は、そんな辰吉丈一郎について解説します。


■浪速のジョーと呼ばれた伝説のボクサー

ファイティング原田具志堅用高渡辺二郎など、才能やセンスにあふれたボクサーとして必ずと言っていいほど名が挙がるのが「浪速のジョー」こと辰吉丈一郎です。
ボクサーとして恵まれたリーチの長い体型に加え、運動能力もずば抜けていました。
しかし、本人のこだわりなのか、正面から打ち合うためにガードを下げるスタイルを貫いたため、実力はそこそこといった評価が多かった印象を受けます。


■とにかく人気ボクサーだった

実力の評価はいまひとつ振るわないにもかかわらず、人気度では歴代1位と言っても過言ではないでしょう。
試合がテレビ中継されると高視聴率を叩き出す辰吉丈一郎は、とにかく人気のボクサーでした。
階級は違いますが畑山隆則など、彼にあこがれてボクシングを始めたという人も多いです。
人を惹きつける不思議な魅力があり、実力は大した問題ではなかったと思わせる人物です。


■戦績

50歳を超えて未だ現役ボクサーである辰吉丈一郎ですが、最後の試合は2009年と、10年以上も試合を行っていません。
プロでの戦績は28試合20勝(14KO)7敗1分けとなっています。


■現役にこだわる理由とは

辰吉丈一郎は、王者陥落の際に一度は引退を宣言したものの後に撤回し、現在も現役ボクサーとして活動しています。
JBCの年齢制限に関するルールによりプロのライセンスを失効しているため、国内での試合には出られません。
2009年の試合もタイで行われたものでした。
体が動くまでは引退しないとも語っており、今もトレーニングに励んでいるようです。


伝説のボクサーの一人として語られる辰吉丈一郎は、未だ現役のボクサーです。
独自のスタイルが多くの人を魅了し、存在感のあるボクサーといえるでしょう。

 

 

 

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