谷宜樹のボクシング人生

ボクシングについてもっと知ってほしいです。

ゴロフキンの村田諒太に対するリスペクト

多くのボクシングファンが開催を待ち望んだ一戦がようやく実現しました。
それが村田諒太とゴロフキンによるWBA/IBF統一ミドル級タイトルマッチです。
そこでは試合はもちろん、試合後も感動する出来事がありました。


WBA/IBF統一ミドル級タイトルマッチの結果

2022年4月9日、コロナの影響でなかなか決まらなかった試合がようやく開催されました。
WBAスーパー王者である村田諒太IBFチャンピオン、ゲンナジー・ゲンナジーヴィッチ・ゴロフキン(カザフスタン)による王者同士の統一戦です。
ゴロフキンは、日本人が対戦した中でも実力・知名度においてトップクラスの存在で、この試合でのファイトマネーは総額20億円ともいわれています。
結果は村田諒太が9回TKO負けとなりましたが、それ以上に注目されていることがあります。


■ゴロフキンの村田諒太へのリスペクト

貫禄の勝利を果たし、チャンピオンベルトを手にしたゴロフキンは試合後、リングインの際に自身が着用していたガウンを村田諒太に贈りました。
ゴロフキンのガウンは民族衣装のチャパンで、背中には彼の愛称である「GGG」が入っています。
村田はそのガウンを羽織ってリングから降ります。
ボクシングでは、リングインの際にガウンを着るのは一般的ですが、村田は常にTシャツを着用しており、ガウンに袖を通したのは初めてのことでした。
試合後の記者会見で、ガウンを贈った経緯を聞かれたゴロフキンは「カザフスタンではもっとも尊敬する人にチャパンを贈る習慣があります。村田諒太への敬意を表しました」と答えています。
そればかりか、試合後の控室を訪れ、ハグと握手を交わすと手にしたばかりのチャンピオンベルトを「これは君のベルトだ。一生持っていてくれ」と村田に返してしまいました。
ゴロフキンの一連の行動には、村田への熱いリスペクトが感じられると国内外のメディアが報じました。


世界最強のボクサーともいわれるゴロフキンから敬意を示された村田諒太は、中学生のころにボクシングと出会います。
高校は強豪校として知られる南京都高校(現・京都廣学館高校)に進みました。
ボクシング部でともに汗を流した生徒には山中慎介や谷宜樹などがいます。

 

 

 

☆応援お願いします☆

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ
にほんブログ村