谷宜樹のボクシング人生

ボクシングについてもっと知ってほしいです。

神の左と呼ばれたボクサー山中慎介とは

ボクシング界では様々な異名を持つボクサーが数多くいます。
今回はその中の一人、神の左と呼ばれた山中慎介について解説しましょう。


■神の左と呼ばれたボクサーの存在

2006年にプロデビューを果たし、2011年にはWBC世界バンタム級チャンピオンに輝いた山中慎介は、サウスポーだったことから「神の左」と呼ばれました。
その後12度もの防衛を果たし、2018年に引退します。
あの辰吉丈一郎長谷川穂積といった日本を代表するボクサーたちが活躍したこともあり、「WBC世界バンタム級チャンピオン」は、実は日本人にとって馴染みのあるものです。
そんな階級で長くチャンピオンの座を守ってきた山中慎介もまた、多くの人たちに愛され、応援されていました。


■あえて厳しい環境を選んだ高校

山中慎介の出身は、滋賀県湖南市です。
ところが高校は京都府にある南京都高校(現・京都廣学館高校)に進学しました。
その理由を山中は「自分を厳しい環境に追い込んでモチベーションを上げるため」と語っています。
南京都高校といえば、全国優勝をするほどボクシング部が強いことで有名です。
湖南市の自宅から毎日通学するのはかなりの負担になったはずですが、山中慎介は最後までやり遂げています。
出身地でも山中慎介の人気は高く、滋賀県プロスポーツ特別賞や湖南市市民栄誉賞を受賞、「しがスポーツ大使」として盛り上げ役を担っています。


■高校時代の絆は今も続いている

山中慎介がボクシングを始めたのは、高校に入ってからでした。
辰吉丈一郎に憧れたのがきっかけということですが、見事、同じ階級でチャンピオンに輝いたわけですから、相当な努力がうかがえます。
南京都高校のボクシング部は、非常に仲がよく、今でもOB会や後援会などで活動しています。
山中慎介はOB19期生ですが、同期に谷宜樹、先輩に9期生の柳光和博、後輩に22期生の村田諒太などがいます。


12度の防衛は、日本歴代2位の快挙です。
今後どのような活躍を見せるのか、山中慎介のこれからに期待が持てます。

 

 

 

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