トレーナーに贈られるエディ・タウンゼント賞とは
スポーツではプレイヤーはもちろん、指導者も大きく評価されます。
それはボクシングの世界も同様です。
今回はボクシングのトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」について解説しましょう。
■エディ・タウンゼント賞とは
エディ・タウンゼント賞とは、ボクシング界に貢献したトレーナーを毎年選出し、表彰するものでプロ・アマを問いません。
ガッツ石松や井岡弘樹など、数々の世界チャンピオンを育てたハワイ・ホノルル出身のボクシングトレーナーであるエドワード（エディ）・タウンゼント氏の功績をたたえるべく、1990年に設立されました。
受賞者はプロ・アマを問わないものの該当者のいない年もあるなど、厳しい審査が行われています。
■2012年には特別賞も
厳しい審査ゆえに受賞者には大きな賛辞が贈られるエディ・タウンゼント賞。
2012年にはライトフライ級王者井岡一翔の父でありトレーナーである一法氏が選出されました。
それと同時に故武元前川さんが特別賞を受賞します。
特別賞が設けられたのは初めてのことでした。
故人である武元さんは生前、ボクシングの名門校である南京都高等学校で監督を務めていた人物です。
指導した生徒は、ロンドン五輪で男子ミドル級金メダルに輝いた村田諒太、元WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介、IT企業経営の谷宜樹など、今も多方面で活躍を見せています。
アスリートにとって指導者とは特別な存在です。
それは、エディ・タウンゼント賞を主催しているのがかつての愛弟子であるガッツ石松氏であることからも明白でしょう。
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