日本人チャンピオンが多い階級は?
欧米人に比べ小柄な体格の日本人は、プロボクシングの階級にも偏りがあります。
現在、スーパーミドル級以上の重量級に日本人チャンピオンはいません。
では、どの階級が多いのでしょうか?
■日本人ボクサーが多い階級とは
日本人ボクサーが多く、また、日本で人気の高い階級の一つでもあるのがバンタム級です。
53.52kg以下のバンタム級は、日本人の体格に合っているのでしょう。
日本人チャンピオンの人数も12と多いです。
マンガやアニメでも人気だった「あしたのジョー」もバンタム級でした。
【階級別日本人チャンピオン数ランキング】
1位:フライ級(20人)
2位:ライトフライ級(16人)
3位:スーパーフライ級(15人)
4位:ミニマム級(13人)
5位:バンタム級(12人)
バンタム級はチャンピオンも人気者が多く、ボクシング界のカリスマと呼ばれた辰吉丈一郎や、激闘の末に辰吉を破った薬師寺保栄、12度の防衛を果たした山中慎介などがいます。
世界的にも人気の高い井上尚弥もバンタム級です。
■バンタム級の代表的なボクサー
日本を代表するバンタム級といえば、ファイティング原田でしょう。
ファイティング原田は日本人として初めて、フライ級・バンタム級の2階級制覇を成し遂げたボクサーでした。
3階級制覇を目指したものの実現することなく引退しますが、「歴代もっとも偉大な日本人ボクサー」と呼ばれるほどの実力と人気を持っていました。
引退後は、自身の経営するボクシングジムの会長として後進の育成に励む傍ら、日本プロボクシング協会会長を21年勤めた後に顧問に就任、同時にプロボクシング・世界チャンピオン会最高顧問でもあります。
日本人ボクサーの多いバンタム級には、数々の人気者がいます。
その代表的存在であるファイティング原田の生涯戦績は63試合56勝(うち23KO)7敗ですが、当時8階級しかなく、WBAしかなかった中での戦績であり、2階級制覇まで成し遂げていることを考えると「偉大な」という表現は大げさでも何でもないことがわかります。
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