単純比較はできないボクシングのプロとアマ
プロフェッショナルとは、技術や能力が優れていることを言います。
しかし、ボクシングに限ってはそうとも言えません。
ボクシングのプロとアマではどんな違いがあるのか解説しましょう。
■プロとアマの違いとは
ボクシングにはプロとアマが存在し、日本ではプロテストに合格したボクサーがプロボクサーになれます。
アマチュア選手との大きな違いは「試合で賃金が得られる」という点です。
プロボクサーになれば試合に出場し、ファイトマネーを得られます。
知名度や人気が上がれば金額も増えますが、多くのプロボクサーはファイトマネーだけで生活できるほどの収入にはなっていないのが現状です。
そのため、プロボクサーになっても生活のために他の仕事をしたり、ジムでトレーナーをしたりして収入を得ていることが多いです。
■プロとアマ、どちらが強いのか
他のスポーツに比べると、ボクシングはプロとアマでルールが大きく違うため「プロとアマではどちらが強いのか」という論争が度々起こります。
くくりとしては同じボクシングですが、性質は異なるため、単純に比較することは非常にナンセンスと言わざるをえません。
それを表すかのように、ボクシングのプロとアマの関係性を長距離走と短距離走とたとえるケースが多いです。
どちらも似ているものの、性質はまったく異なります。
2016年のリオデジャネイロ大会よりプロの参加が認められたオリンピックのボクシングでも、プロ選手の活躍は芳しいものではありませんでした。
どんなに優れた選手でも、畑違いの競技でいきなり活躍することは難しいのです。
ボクシングのプロとアマ、選手にとっての違いはファイトマネーを得られるかどうかが大きいですが、そもそものベースが違うため、単純に比較することは難しいです。
オリンピックでプロ選手の出場が解禁されましたが、今後どのような試合が見られるのか、注目が集まっています。
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