プロとアマでここまで違う?ボクシングのルール
ボクシングほど、プロとアマで競技性が異なるスポーツも珍しいです。
そもそものルールが異なるため仕方ない部分もありますが、なぜそうなったのでしょうか?
■プロとアマで大きく異なるルール
まずは、ルールの違いからみていきましょう。
・ラウンド数
アマは3ラウンドで固定ですが、プロではライセンスによってラウンド数が異なります。
C級は4、B級は6、A級は8~12ラウンドとなります。
しかし、1ラウンドの制限時間はプロアマ関係なく3分で共通です。
・グローブ
グローブに関しては、アマは10オンスと固定ですが、プロでは8~10オンスと幅があります。
アマの方が大きいのは、その分緩衝材が多いからです。
プロであってもウェルター級以上は10オンスです。
・勝敗の判定基準
アマではパンチの数によるポイント制を採用していますが、プロでは戦術やダメージの深さなどを重要視します。
手数が多くても有効打でなければ、評価対象となりません。
ポイント制のアマでは加算方式による評価なのに比べ、プロでは減点方式である点も大きな違いといえるでしょう。
■別のスポーツだとする人もいる
ボクシングでは、プロとアマのルールがあまりにも異なるため、別のスポーツだと評する人もいます。
プロの試合では、相手の出方をうかがいつつ徐々にヒートアップしていくのが一般的ですが、3ラウンドしかないアマでは、試合開始直後から激しい打ち合いが行われます。
常に緊迫した試合運びのアマと、戦略次第で試合のムードが一変するプロ、どちらも違った楽しみ方ができるのが特徴です。
■ルールを知ればボクシングがもっと楽しくなる
ボクシングではプロとアマではルールが大きく異なるので、知らずに観戦すると訳がわからないとなってしまうでしょう。
なんとなく観戦するよりも、事前にルールを覚えてからの方が状況もつかみやすく、楽しめます。
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